脱エクセル!さらにかしこい顧客管理
会社にとって顧客が増えるのは成長を表す証拠です。喜ばしいことですが、顧客管理もしっかりと行っていかないといけません。顧客情報は、新規顧客獲得のためのマーケティングにおいてとても重要です。
今回は顧客へのサービス向上、新規顧客獲得ツール、また業務効率化のためにベストな顧客管理の方法について考えてみましょう。

エクセルで顧客管理をするメリット、デメリット
顧客管理はエクセルで行っているという企業も多いと思います。
確かにエクセルでの顧客管理は、
- ・費用がかからない
- ・扱いやすく、作成や管理が簡単
- ・マニュアルが多くあるため、トラブルも解決しやすい
などのメリットがあります。
しかし、デメリットとしては
- ・顧客が増えると、管理がしづらくなる
- ・セキュリティに不安ある
- ・最新の情報なのか分かりづらく、修正履歴も確認しづらい
などが挙げられます。
少人数の管理でしたら、エクセルでの顧客管理で全く問題ありません。ただし、顧客が増えた場合には、もっとシステマチックに行うのが効率的でしょう。
顧客管理をクラウド化した場合のメリット
顧客管理をクラウド化すると、エクセルで管理するときとは以下の点で大きく違いが出てきます。
セキュリティが高くなる
大切な顧客の個人データは、ウイルスや外部からの攻撃に備えて、セキュリティはしっかりとしておかなくてはなりません。クラウドのシステムを使用することで、セキュリティは強化されます。
顧客管理がしやすくなる
組織単位での管理が楽になりますので、効率的な顧客管理ができます。
トラブルの際の対応
顧客データに何か起こってしまった際に、サポートしてくれる業者があるというのは、見落とされがちですが大切なポイントです。
分かりづらい?SFAとCRMの違いとは
顧客管理をエクセルで行うのとクラウド化するのとを比較する人であれば、SFA(営業支援システム)とCRM(顧客管理システム)の違いについても知りたいと思うのではないでしょうか。顧客管理システムを調べようとすれば必ず出てくるこの2つですが、実は線引きが難しいのです。顧客管理機能が充実したSFAもありますし、販売促進向け機能が充実したCRMもあります。
どちらを選ぶかは運用のしやすさ、会社がどこを中心にした管理をしたいかで決めることが多いようです。顧客管理だけでいいと思えばCRM、営業の管理も同時にしたいというのであれば、顧客管理機能が付いたSFAを選ぶのが最適でしょう。
顧客管理にSFAの方が優れている理由とは
営業の関連する顧客管理においては、営業の仕事の見える化も一緒に行うことができるSFAをおすすめします。
具体的にSFAが適している点としては、
- ・営業が外出先からタイムリーな結果を入力できるので、情報が常に最新の状態に保たれる
- ・1つのシステムを共有するので、組織と各営業の連携が取りやすい
- ・セキュリティが高く、外部に情報が漏れない
などがあります。
SFAで顧客管理をすると大きな付加価値がある
SFAで顧客管理をすると、新規顧客獲得のためのマーケティングに活用できるというメリットもあります。顧客情報をまとめることが容易になりますので、ペルソナが作成しやすく、顧客フォローや新規顧客獲得の対策を練りやすくなります。
また、営業マン自身にも顧客情報を常に意識しながら対策させることができるので、営業自体の効率化にも繋がります。
初期投資がかかると思っていても、そのシステムを利用して会社が成長することができるのであれば、それは無駄な出費ではありません。SFAを導入すると、営業に関連する業務も効率化が可能です。顧客管理だけでなく、業績が上がる可能性も高いとなれば、導入してみて損はないのではないでしょうか。