NICE営業物語 on kintone | kintoneで構築したSFA・営業支援システム

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 強い営業育成講座! 強い営業の心得

第九回:人脈作りに!まだ間に合うゴルフのススメ

これまで「売れる営業」の極意など固い話が中心でしたが、人脈の話のついでに、ここではちょっと趣向を変えて、ゴルフについて述べてみたいと思います。すでにゴルフをされている方は気付いていると思いますが、人脈を増やしたり、深く付き合う点においてゴルフは抜群の効果を発揮します。しかし、そのために犠牲にしなければならないこともありますので、これから始める人は少し覚悟が必要です。

ゴルフの上達に関する書籍は書店に溢れていますが、ビジネス面での魅力について書かれた本はあまり見かけません。「売れる営業」すなわち「できる営業」のアイテムであるゴルフについて事例を交えながらご紹介します。既にプレーしている方は再認識してみて下さい。これから始めようと思っている方には、大いに参考になると思います。


第九回:人脈作りに!まだ間に合うゴルフのススメ

私のゴルフ歴

まずは私のゴルフ歴についてお話ししましょう。入社当時は営業としてゴルフは必須であり、配属が決まってすぐに上司からクラブを買ってこいと言われ、ミズノのハーフセットをキャディーバッグ込みで一万円で買った覚えがあります。すぐに練習場へ連れていかれてとりあえず打ってみろといわれ、思うがままに自己流で何球か打ったところ、「お前は素質がないからゴルフは向いていない!」と冗談か本気かわからない口調で言われて落ち込んだのを覚えています。

こんな状況で始めたのですから、上手くなるわけはありませんし、当然好きにもなれませんでした。数回練習してコースデビューを果たし、数えきれないくらい叩いた覚えがあります。年数回のコンペへの強制出場が嫌でたまらず、家庭の事情を理由に不参加のこともよくありました。そうこうしているうちに、後から入った後輩の方が腕を上げてきて全く歯が立たず、このあたりからゴルフとは縁が遠くなってしまいました。

それから東京へ転勤となり、当時はプレーフィーも高価でとても平社員が月に一回でもプレーできるような状態ではなかったため、これ幸いと中断してしましました。もう一つの理由として、子供が小さく土日は家庭サービスと決めていたため、一日潰れてしまうゴルフへ行くことには罪悪感があり、年に2、3回程度しかプレーしませんでした。それから10年以上たって子供たちも成長し、自分の時間を持てるようになった43歳頃からゴルフを再開しました。

それから15年以上経過し、腕前は上がりませんが、ゴルフに出会ったお陰で人脈を増やすことができました。二年前からiPhoneのアプリ(Best Score)でゴルフのスコア管理をしていますが、同伴プレーヤーの名前も入力しており、集計してみると二年間で130人とプレーしたことがわかりました。この人たちとは一日中一緒でしたので、何かあれば簡単にアポイントを取ることができます。これぞまさにゴルフ人脈で私の財産なのです。


自分と戦うスポーツ

これまで何人かにゴルフの素晴らしさを説いて始めた人がいますが、その中でも突出してゴルフにはまった人がいます。ここでは、Yさんとしましょう。今から約9年前、Yさんが49歳の時に私のアドバイスでゴルフを始めました。それまでYさんの趣味と言えば河川敷でラジコンのヘリコプターを飛ばすくらいで、スポーツとは全く無縁でした。しかし、真面目に練習に通い、一日600球打って、次の日の朝、指が動かなくなることもあったそうです。私のゴルフ友達も紹介して一緒にラウンドし、今では、私より頻繁に付き合っている人もいます。腕前もどんどん上達し、残念ながらたまに負けたりします。

Yさんはゴルフに出会わなくても、それはそれで楽しい人生を送っていたかもしれません。しかし、私の強引なアドバイスでゴルフを始めたことにより、人脈が飛躍的に増えるとともに、打ち込める趣味と出会うことができたわけです。

余談になりますが、一年ほど前にコンペでYさんと一緒にプレーした時のことです。二人ともかなり調子が良く、前半で2オーバーと3オーバーのハイレベルな戦いを展開していました。12ホール目くらいで逆転されYさんの方が2打ほどリードしていました。

その時、Yさんは「今日はとにかく師匠の橋本さんに勝ちたい!」と言いました。それに対して私は「ゴルフとは誰に勝つということではなく、自分との戦いである。私は自分が満足できるプレーができるよう集中して取り組んでいる。」と呟きました。これを聞いたYさんは、何か思うところがあったのでしょう。このホールから崩れ始め、結果的に5打差で私が逆転勝利を収めることができました。それ以降、飲み会ではいつもこの話で盛り上がります。

この話はゴルフをしない方には理解できないかもしれませんが、49歳からでも始めることができ、様々な体験ができて人脈が広がるということです。先日も、65歳から本格的にレッスンを始めてゴルフを楽しまれている素敵な女性社長にお会いしました。コースでは少女にように若々しく振る舞われ、ゴルフ人脈をどんどん増やされています。


ゴルフの恩恵

私が敬愛する先輩方の話やゴルフ友達の話をまとめてみると、ゴルフは以下のような恩恵を与えてくれます。プレーフィーは確かに安くはありませんが、それ以上の価値があることに気付いた人は、飲みに行く回数を減らしてでもティグラウンドに立つのです。

・新たな出会いがあるコンペに参加すると通常のビジネスでは会えない人と親しくなることがあります。4人一組でプレーする競技なので、新しい出会いが頻繁にあります。

・社内のトップとも親密になれる社内のコンペなどでは、上司や役員、社長などと一緒にプレーする機会があります。緊張するので敬遠するケースもありますが、逆にこういう機会を利用して親密になることができます。一日中一緒ですので、いろんな話も聞けて役立つはずです。

・人間関係を楽にしてくれる客先で初めて会う人がゴルフ好きだという情報を事前に入手した場合は、会話が楽になります。難しい打ち合わせをしているときになかなかゴルフの話を切り出すことはできませんが、最初の挨拶か、終盤で少し触れるだけで相手の態度が和らぎます。私はこれまで何度もゴルフのお陰でビジネスを成功に導くことができました。破談になりかけたビジネスが再開したり、普通は話もできないような有名人とゴルフを通じて友達になったりと、数限りない出会いがあります。

・人間の本質が見えるゴルフは一日がかりのスポーツです。プレーが5時間として昼食や終了後の懇親会を入れると7時間以上一緒にいるわけですから、否が応でもその人の本質が見えてきます。もちろん、こちらの本質も見抜かれるので逆に注意が必要です。特に林の中へ打ち込んだり、OBを連発するなどトラブルが発生すると、対処に際してその人の本質が出てしまいます。このようなときに冷静沈着に対応できる人は、ビジネス上でも同様の対応ができます。ゴルフとはそういった意味で自分の性格の本質が出てしまう、誠に恐ろしいスポーツなのです。

・スコアに関係なく初心者も上級者も一緒にプレーできるゴルフはスコアの点数を争う競技ですが、通常のプレーではレベルの違いがあるためスコアを争うことはありません。とにかく自分との戦いであり、納得するプレーができるかどうかにかかっているのです。ゴルフの腕前が拮抗したライバルとプレーするときは、当然スコアを争っても面白いでしょう。これもゴルフの醍醐味であり、各ホールの勝敗で一喜一憂するのも楽しいものです。真のプレーヤーは相手が初心者であろうと喜んで一緒にプレーしてくれます。ゴルフの愛好家が増えるとことを喜んでいるのです。プロとアマチュアのプレーヤーが一緒の組でラウンドすることができるのもゴルフの特長です。


これから始める方へのアドバイス

ゴルフの面白さは理解できたけど、これから始めるにはどうすればいいかわからないという人は、以下を参考にして下さい。

・経験者にアドバイスをもらって中古クラブを買う
難しいクラブを買って失敗するケースが多い
練習場の貸クラブで試打してから購入するのもよい

・初心者向けスクールに入る
基礎ができて上達が絶対速い
仲間に教えてもらったり、我流で練習しても絶対に上手にならない
スクールの生徒間で友達の輪が広がる

・ゴルフを始めたことを社内外に告知して仲間を見つける
一般的に隠れゴルファーが多く、意外な人から誘いがあったりする
上級者ほど初心者を歓迎してくれる

・経験者とショートコースでデビューし、マナーやルールを教えてもらう
初心者同士でラウンドしても上達しない
ゴルフは紳士のスポーツなので上級者にみっちりとマナーを教えてもらうこと
コースごとに設定されたドレスコードを遵守すること

・本格的なコースへのデビューは必ず中級者以上と
前後の組に迷惑をかけないよう、細心の注意を払いながらラウンドすべし
キャディが付く場合は、チップ(1000円程度)を渡すと対応が違う

・グリーン上以外はクラブを数本持って走る!
スロープレーは禁物。グリーン上以外はとにかく走る
特にグリーン上のパターでのスロープレーは禁物
ゆっくり芝目を読んでいいのはプロだけ


お客様とラウンドする際の気配り

客先や社内でゴルフを始めたことを告知すると、必ずと言っていいほどすぐに誘いがきます。特に“隠れゴルファー”が沢山いるのにも驚かされます。上司や先輩と一緒にプレーするのであれば、接客マナーについても指導してもらえると思いますが、そうでない場合は以下の項目に注意してプレーしましょう。

・ゴルフはレジャーではなくスポーツであるという意識を持つ
・ナイスショット!の掛け声を忘れないこと
・ナイスショット!と言われたら必ず礼を言う
・セルフプレーの場合は、率先してカートを運転する
・グリーン上ではピンを抜いて静かにグリーン外へ置き、プレー終了後にピンを戻す
・お客様の打った球の行方を見届け、ラフに入った場合は率先して探しに行く
・お客様がミスショットしても笑ったり下手に慰めたりしない
・自分がミスショットした時には毒づいたり言い訳を言わず、笑って済ませる
・自分のプレーに集中しすぎないようにする
・お客様の性格が読めるが、こちらの性格も読まれていることを忘れないこと
・外の景色が見える位置の席をお客様に用意する

いかがでしたでしょうか?これでお客様との接待ゴルフも完璧なものになるでしょう。人脈、特に深い人脈を作るにはゴルフは最強の手段です。これを機会に未経験の方はチャレンジされてみてはいかがでしょうか?


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